金城学院中・高等学校2024学校案内
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学習目標音楽指導には、1959年から約20年間にわたり教鞭をとったアメリカ人音楽宣教師M.I.ケリー先生の信念が引き継がれています。たとえば讃美歌は、聖書のみことばを大切にして歌い、バイオリンは、専門の教員が指導します。音楽を通して感性と同時に金城生らしい品位を育んでいきます。ときには新聞記事や風刺画など、教科書にはない資料が教材に。歴史的背景や社会情勢を感じとりながら、出来事を事象として捉えるのではなく、自分たちで考察を導き出す学習をめざしています。授業でめざすのは、暗記型学習の枠を超えた真の理解です。日本と世界に広く目を向け、現代社会の成り立ちを理解してこそ学ぶ意義があります。単語を覚えて知ったつもりになっていた事柄を、現代とのつながりや背景を学ぶことで知識を再構築し定着させます。また講義だけでなく、意見を表現し議論するグループ学習の時間も設けています。自分なりの歴史の解釈を発見したりと、新たな感動・驚きを味わえる授業を工夫しています。コースⅠには歴史と地理、社会問題、World Studiesの選択科目を開講。必修科目で習得した知識や技能を活用して、専門的な視野から現代社会の諸課題を探究する。コースⅡ・Ⅲは大学入試に向かって思考力を高める。12中学1年生6年間の学びの出発点として、中学受験で培った知識の再構築をめざす。世界地理と古代〜中世の歴史も単元になっている。中学2年生中学3年生江戸時代を中心に、近代に通じる日本史を知る。日本地理では、身近な知識を社会科の視点で捉えることをめざす。明治以降の歴史を通して、憲法や政治経済の成り立ちを理解。高等学校での学びにつながる発展的な学習を展開する。高校1年生歴史総合は近現代の歴史、公共、社会の仕組みや課題を学習。歴史的事象や社会問題の背景を論理的に考察する。スタディースキルズを通して、自身の進路選択を模索することや各教科での学習に繋げていく基盤となる学習方法を確立をめざします。その過程で、①一人ひとりの学習スキルの確立、②学び合える、学び続ける学習集団の形成、③学習観の転換の3つに注力して学習を進めていきます。従来の暗記中心の学習に留まらず、グループワークなどの協働作業を通して、「学びとは何か」「何のために学ぶのか」といった、正解がひとつではない問いと向き合い「学び続ける力」を養います。高校2年生高校3年生実物教材を取り入れた学習プログラム歴史や政治、世界情勢を通して現代社会のあり方を学ぶ。讃美歌を歌い、弦楽器にふれ、豊かな感性と品位を育てる。社会音楽仲間と共に多角的に学びの本質を捉え「学び続ける力」を養う。スタディースキルズ

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