金城学院中・高等学校2026学校案内
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朝の礼拝で心を落ち着かせて授業に臨み、体育などアクティブな時間は全力で楽しむ!――そんなメリハリある1日1日を重ねられた6年間でした。成長を感じるのは、周りを信じて頼り、協働できるようになったことです。もともと率先してリーダー役をするタイプで、生徒会執行部では厚生常任委員長を務めました。女子校では何事も女子だけで運営するため一人ひとりが高い自立心を持つようになります。そのため互いを深く理解して尊重し、「ここでのリーダーはあの子が適任で、私は縁の下の力持ちとして支えよう」とより良い判断ができるようになりました。こうして自分を見つめ直せたのは、先生方があたたかくアットホームな雰囲気だったことも影響したと思います。悩み相談をすると、「中学の時はこう話していたね」と自分でも忘れていたことまで覚えていてくださり、見守られているという安心感に包まれました。金城学院の先生方の姿は、音楽教師をめざす私の目標です。29自立した一人ひとりが、互いを理解して尊重し合う。女子校だから育まれた、協働できる強さ。「迷ったことには挑戦した方がいい」先生の言葉に背中を押され、拓かれた私の未来。薬剤師資格を生かした情報提供を通じて、より多くの人へ最適な治療薬を届ける一翼に。OG voice金城学院での6年間は、チャレンジ精神を育ててくれました。それは先生方が私の意欲を引き出し、背中を押してくださったおかげです。中でも印象深いのは、名古屋大学主催の理数教育プログラム「名大MIRAI GSC」に参加した時。「迷ったことには挑戦した方がいい」という先生の言葉を胸に、学校のテストや部活動と両立させながら全力で取り組み、最終ステージまで選抜されたことは大きな自信になりました。この経験から、名大の先生の論文を読むなど知識欲はさらに深まり、大学受験の目標もできました。また友だちにも感謝しています。「周りに優しすぎるから、自分をもっと大切にしてね」と私を理解しながら思いやりを持ち接してくれて、卒業しても気を許して話せる関係が続いています。現在は念願の名大生となり生命科学を学んでいます。目標は脳神経回路の研究室に入ること。「この希望は失望に終わることがありません」という聖書の言葉も支えにして、これからも挑戦し続けます。製薬会社で学術職として働いています。患者さんに最適な治療薬を届けるため、薬剤師の資格を持つ者として専門性の高い医学的・科学的な見地から医師や薬剤師等の医療関係者やMR(医療情報担当者)に情報提供するなど、医療の一翼を担っていることがやりがいです。広い視野を持ち、周りの方々と協働して多くの人を助けたいという精神は、大学時代に3カ国の海外薬学医療研修に参加し医療現場の実態を知ったことが影響しており、さかのぼると金城学院中学校・高等学校での学びが原点になっています。中学ではグローバルプログラムに、高校では海外語学研修に参加することにより自然と国際的視野が養われ、さらに「Dignity」での研究発表や弁論大会を通して、探究心やプレゼンテーション力が培われました。そして今でも強く心に残っているのは、中高在学中の教育スローガン「自立・自律・連帯」。一人ではなくチームだから持てる大きな目標に向けて、これからも邁進します。名古屋大学 理学部 生命理学科 3年南原 怜奈さん大鵬薬品工業株式会社 学術統括部 関東第一学術課大鹿 綾子さん  金城学院大学 薬学部 薬学科 卒業金城学院大学 文学部 音楽芸術学科 3年加藤 咲穂さん希望を描き活躍する卒業生

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