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入試情報

入学試験の傾向と学習のポイント

国語と算数は100点満点でそれぞれ50分間、理科と社会は50点満点でそれぞれ30分間、合計300点満点で行われます。
各教科での足切りはありません。

国語

出題範囲と傾向
出題範囲

小学校6年生「国語(下)」までに習う漢字は書けるようにしておきましょう。

問題の傾向
  1. 説明的文章では、関連するグラフや図表などの資料を読み解く問題を出題しています。
  2. 2つの長文から、思考力を問うロングアンサー(記述)を出題しています。
  3. 文法・語句・文学史の知識を問う問題も長文から出題しています。
学習のポイント
  1. 受験生の実力の差がはっきり現れるのは、長めの記述式の問題です。文末表現の「こと」「もの」、理由の「から」など、問いに対する答え方をよく見極め、答えとなる本文の部分を利用して、規定字数に近づける工夫をしてみましょう。思考力を問うロングアンサー(記述)では、日頃からあらゆることに関心を持ち、自分自身の考えを文章化する練習をしておきましょう。また文章から筆者の考えを正確に読み取り、要約する練習をしておきましょう。
  2. グラフや図表については、本文の論旨において、どのような視点で用いられているのかを読み取る力が必要とされます。
  3. こまめに辞書を引く習慣をつけ、自分がよくわかっていて使える言葉(語彙)を増やしておくことや、身の周りのいろいろな事柄に積極的に興味を持って、ニュースや新聞などもしっかりと読むことです。また、問題集で勉強する場合、解答後の「答え合わせとその理解」にじっくり時間をかけて、問題一つひとつに「なぜそうなるのか、どのような考えの道筋でその解答なのか」を納得するまで考えるようにしましょう。問題を解く時間以上に、解答を吟味する時間をつくりましょう。

算数

出題範囲と傾向
出題範囲

小学校までに履修する算数の範囲全てを出題します。

問題の傾向
  1. 全体のおよそ6割は、基本から標準レベルの問題です。また、各分野をまたいだ複合問題や記述問題も出題しています。
  2. 例年通り、速さに関する文章題や図形の問題、割合・平均に関する文章題など、全分野から出題しています。
  3. 条件を整理する、条件をもとに順序立てて考える問題も出題しています。
学習のポイント
  1. 算数では「計算ミスをしない」「計算のきまりを間違えない」ことが重要です。分数と少数が混ざった計算や複雑な式の計算など、計算練習を繰り返し、正確な計算力を養いましょう。
  2. 算数では基本的な内容をしっかり定着させることが大切です。まずは基本から標準レベルの問題を中心に学習し、公式などを活用できるようにしましょう。
  3. 各分野の複合問題も出題していますので、各分野の内容を関連付けながら総合的に学習内容を理解しましょう。日頃から、問題文をしっかり読み、何をどのように問われているのか理解するように心がけてください。
  4. 記述式の問題も出題しています。自分の頭で考え、要点を押さえて簡潔に表現する力を身につけましょう。

理科

出題範囲と傾向
出題範囲

物理、化学、生物、地学の各分野から出題しています。各分野の出題割合は、年によって多少変わります。複数の分野の融合問題を出題する場合もあります。また、教科書に漢字で書かれている用語は必ず漢字で書けるようにしてください。

問題の傾向
  1. 難易度はおおよそ基本的な問題が2割、標準的な問題が6割、応用問題が2割となっています。
  2. 記述問題(文章、グラフ、絵をかくなど)を毎年必ず出題します。
  3. 日常に見る現象やテーマを題材とした問題もしばしば出題されます。
学習のポイント
  1. まず学校の授業や教科書の内容を十分に理解することが必要です。
  2. 教科書の本文だけでなく、コラム欄にも興味を持って読んでおくとよいでしょう。暮らしの中にある理科にもいろいろな不思議を感じ、考え、調べ、気づく過程も大切です。なぜその実験を行うのか、自分の知りたいことを調べるにはどのような実験を行ったらよいかなど、疑問を持ちながら学習に取り組んでください。
  3. 記述問題や図に関する問題は、受験生によって大きく差が出ています。普段から答えや解法を暗記するのではなく、自分で考えて導き出せるようにしましょう。また、問題文をていねいに読んで意味や知識をくみ取り、自分の考えを明確に筋道立てて表現できるように練習しましょう。

社会

出題範囲と傾向
出題範囲

歴史的分野、地理的分野、公民的分野、時事問題から出題しています。各分野の出題割合は、年によって多少変わります。各分野の融合問題もあり、総合的な理解力が問われます。また、小学校で習う漢字のほかに、教科書で習った人名や地名、現象などは漢字で書けるようにしてください。

問題の傾向
  1. 教科書の内容から基本的な問題を出題しています。
  2. 記号選択であっても、正確な知識のもとに注意深く思考して正解を導き出す問題を出題しています。
学習のポイント
  1. まず教科書の内容を十分に理解したうえで、年表や地図帳・資料集などの活用を心掛けましょう。
  2. 記述問題については、問題文をていねいに読み、自然な日本語で正しく表現できるようにしましょう。
  3. 時事問題については、普段から新聞記事に目を通し、社会のさまざまな出来事に関心を持ちましょう。