学び
Dignity ディグニティ
第6代校長のエラ・ヒューストンが残した言葉
“You must have Dignity”(品位・尊厳をもちなさい)にあるように
めざすのは、自分自身と他者の尊厳を大切にできる人。
独自の学習プログラム「Dignity」で深く考え判断できる
Dignityを身につけた女性を育てます。
Dignityとは
「共に生きる」をテーマとする、独自の探究学習プログラムです。
探究型の学びを通して、「科学的思考」「表現」「協働」の
3つの力を確かなものとします。
社会でどう生きていくか
自分の"ミッション"を探す
中学校では自分の身の回りから自分が生きている社会へと視野を広げながら自己発見をします。高等学校では興味のあるテーマについて「問い」を自ら設定したうえで研究をします。「Dignity」の学びによって、自分のあり方を認識し、社会における自分の使命を見いだすきっかけとなり、進路選択においても自分の未来を主体的に選び取ることができるようになります。
新しい大学入試で
必須となる力が身につく
2021年度大学入試改革に向けて、単に知識の量を増やすだけではなく、知識を活用して考え、判断し、表現する力が問われるようになりました。自ら問いを立て答えを導く探究学習で、科学的思考や表現力を鍛え、新しい大学入試に自信をもって立ち向かうことができます。
「Dignity」と新学習指導要領
2021年度より全面実施される中学校学習指導要領では、社会の変化が加速する中で、将来子どもたちが、しなやかに変化に対応し、力強く生きる力を育むことをめざしています。「何を知っているか、何ができるか」だけでは生きる力として不十分であるため、どのように知識・技能を使うかを考える力が大切だとしています。そして、この力を育てるため、学校を主体的・対話的で深い学びの場へと発展させようとしています。金城学院のDignityで実践している「科学的思考力を育成する学習プログラム」は、新学習指導要領がめざすものと多くが一致し、まさにこれからの社会で生き抜く力を養う授業だといえます。

夏期探究プログラム
「理数探究」「論理表現」
金城学院高校では、2017年度から「理数探究」ワークショップ、「論理表現」セミナーを行っており、新学習指導要領に向けていち早く動き出しています。

Dignity 6年間の流れ
中学校のDignityでは、「論理的に言葉を使えるようになること」に焦点を当て、さまざまなプログラムを行います。
特に中学1年生では週2時間をDignityの時間として「言語技術」を徹底的に鍛えます。
高等学校では、研究力育成のためのトレーニングを学年ごとで段階的に実施します。
最終的に個人研究の成果を4,000字の小論文に上げることで、大学初年次教育に匹敵する研究力の習得をめざします。
中学1年生 [ 言語技術の習得 ]
「論理的な人」になるために
中学1年生では、週2時間をDignityの時間として、今後の全ての学びに活用することができる「言語技術」を徹底的に鍛えます。そして、「言葉と言葉の関係をきちんと捉え、使いこなすことができる人」=「論理的な人」になることをめざします。

中学2年生 [ 探究活動の基礎 ]
「問いを立てられる人」になるために
「言語技術」のさらなる向上をめざすとともに、日常生活や教科学習の中に限らず、世の中をできるだけ幅広く見渡して集めた情報をもとに、あらためて「探究の原点となる興味・関心を自ら発見できる人」=「問いを立てられる人」になることをめざします。

中学3年生 [ 探究活動の実践 ]
「探究できる人」になるために
これまでの学びを活用し、さまざまな「問い」に対する「答え」を導き出していく過程で、科学的思考・表現・協働のサイクルを深め、さらなる「問い」を見出す力を養います。そして、「答えのない課題を見出し、取り組むことができる人」=「探究できる人」になることをめざします。

高校1年生 [ 研究基礎 ]
SDGsを探究する
質問作り(The Question Formulation Technique)の手法を用いて、研究力の中核となる質問力をまず鍛えます。また、質問作りの活動を通してSDGsの基礎知識をつけます。次に、リサーチクエスチョンの立て方や分析の方法を学んだうえで研究チームを作り、SDGsを大テーマとして探究し、研究のプロセスを体験します。

高校2年生 [ 研究1:グループ研究 ]
学問に出会う
興味のある学問から課題を見つけて探究します。一人ひとりがアイデアを出し、議論を重ね、リサーチクエスチョンと仮説を立てます。仮説を検証するために、データを収集・分析し、分析結果を考察します。自分たちの思考がどのように深化し、リサーチクエスチョンに対してどのような答えを導いたかを発表します。

高校3年生 [ 研究2:個人研究 ]
研究を進路選択につなぐ
1・2年生で身につけた研究スキルを使い、個人で研究をします。研究の成果は、4,000字の小論文にまとめます。6年間の探究学習の最後に、自分が何に興味があるのか、大学で何を探究したいかを考える機会となります。
