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Kinjo News

SDGs × LEGO SERIOUS PLAY ワークショップを行いました!

高等学校

6月3日(月)、こども国連環境会議推進協会事務局長の井澤友郭氏を講師にお招きし、SDGs×LEGO SERIOUS PLAYワークショップを行いました。SDGsとは、国連が2015年9月に採択した「持続可能な開発目標」です。高校2年生約160名を対象に、SDGsについて講義を受けた後、カードゲームを活用してSDGsへの理解を深めながら、最後にLEGOを用いて今回のワークショップの振り返りを行いました。

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講義を受けている様子です

カードゲームでは、各チームに『大いなる富』『悠々自適』など個別の目標が与えられました。各チームには、2030 年をゴールとして、各チームの目標を達成する事が求められました。ただし、参加者の行動次第でリアルタイムに「経済」「環境」「社会」の状況が変わっていきます。自分たちの利益ばかりを求めると、経済は豊かになりますが、環境・社会は置き去りにされ、どうしたらより良いバランスで、世界を作り上げることができるか、生徒たちはお互いに交渉しながら、考えて行動していました。

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生徒同士が交渉をしている様子です
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各チームの達成目標やカードです 経済・環境・社会の状況です

その後、振返りとしてLEGOを使いながら、それぞれが何を考えて行動していたか、ゲームをしながら感じたことを表現し、発表し合いました。

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レゴを用いて、発表している様子です


以下は、今回のワークショップの生徒の感想です。

●Aさん

【カードゲーム前半部】

自分たちに課せられた目標を達成することだけを考えました。

【カードゲーム後半部】

自分たちのグループ世界の経済・環境・社会のバランスも考えながら行動しました。

【全体を通しての感想】

ワークショップで、自分たちが何か行動を起こすと、何かが良くなり、そして何かに悪影響を及ぼすことが分かりました。世界のすべてを良い方向に変えるのは難しいなと思いました。


●Bさん

【カードゲーム前半部】

自分のチームの目標を達成しようと、世界の環境などのことは考えずに行動してしまいました。結局、世界が危機的状況になっていることに気づきませんでした。

【カードゲーム後半部】

環境も考慮しながら行動しようとしましたが、自分のチームの目標達成のために必死で、全体のことは深く考えられませんでした。

【全体を通しての感想】

自分の目的ばかり考えて行動していると、世界の状況が悪くなっていても気づかないことが、身をもって感じることができました。私たちにできる事は小さいかもしれませんが、このワークショップを糧にして行動していきたいです。


今回のSDGs×LEGO SERIOUS PLAYワークショップを通して、セカイゴトであるSDGsをジブンゴトに繋ぎ、今後の探究活動や授業に生かせるようにしていきたいです。