12月2日（水）本校に陶磁器等をご寄贈くださった豊島徳三様、豊島喜世子様、加藤勇夫様、株式会社愛新陶器様、秋重泉様に感謝状を贈呈しました。

豊島様がご寄贈くださったノベルティ（陶磁器製の人形や置物）や器、ブリキ製のおもちゃには「Made in Occupied Japan」（占領下の日本製）と刻印されています。これらは第二次世界大戦終了後、連合軍占領下の日本で製作され、輸出された品々です。物資の少ない中、技巧を凝らしたこれらの品々は日本に貴重な外貨をもたらし、再び「Made in Japan」（日本製）として輸出できるようになる日までの先人たちの苦労がしのばれます。海を渡ったこれらの品々の一部は、時を経て豊島様によって集められ、日本に帰ってきました。

また、アドベントの今、イエス・キリストの降誕の場面を地塩館正面玄関ホールに展示しています。キリストの降誕に喜ぶ人々の穏やかな表情に、寒い中でも心が温まります。加藤様と株式会社愛新陶器様からはこの他にも、聖書の物語を描いたノベルティを多数ご寄贈いただきました。キリスト教主義学校である本校にとって大変意義深い贈り物です。生徒が聖書の世界にふれるきっかけの一つとして活用して参ります。

　今回のご寄贈はすべて、秋重様からのご紹介によってはじまりました。神様に導かれ、秋重様から皆様のお心遣いが繋がり、大きな贈り物となりました。改めて感謝申し上げます。

今後は、テーマを設定した企画展示を行い、宗教教育をはじめとする教育活動に活用して参ります。