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Kinjo News

「世界に優しく、地域に楽しく、自分に美しく」原田さとみさんによるエシカル消費についての授業を行いました!

中学校・高等学校

 金城学院高校では知識や技能の習得に加え、実社会で活用できる科学的思考力や表現力を養うために、各教科の特性に合わせた授業を行っています。その一つの取り組みとして、高校2・3年生では「社会問題」という公民科の授業を設けています。「社会問題」では、生徒が現代社会の様々な問題についてメディアやインターネットから情報を収集し、分析して発表をします。また、実際にそれらの問題に取り組んでいる方を講師として招き、具体的な体験談から授業やメディアでは知ることのできない内容を伺います。

今年は、公正な取引を意味する「フェアトレード」の普及活動を行っている原田さとみさん(日本フェアトレード・フォーラム代表理事)に、エシカル消費をテーマに講演していただきました。

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原田さんは、かつてモデルやタレントをしていましたが、しだいにファッションへの興味が深まり、滞在先のパリで人や環境に優しい「エシカル・ファッション」と出会います。その後、自ら「フェアトレード」商品を販売しながら、名古屋市を全国で2番目の「フェアトレードタウン」に認定させる活動の中心となって活躍されました。

講演の中で原田さんは、「エシカルとは『倫理的』という意味ですが、『思いやり』と言いかえることができます。洋服などを買う時に、誰かを傷つけているかもしれないと想像することによってはじめて、本当の美しさを表現することができます。」と教えてくださいました。発展途上国の過酷な労働について理解を深めるだけでなく、先進国で暮らす私たちにとって「エシカル」な消費とは何かについて深く考えさせられる講演となりました。

(講堂で授業を実施するにあたっては、生徒間の距離を適正に保つなど、新型コロナウイルス感染予防に対する必要な措置を行っています。)