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Kinjo News

星空観察と本校の理科教育 ☆彡

中学校・高等学校

2021年11月19日に、日本では140年振りとなる限りなく皆既に近い部分月食が見られました。そこで、みんなで部分月食を観察しました!

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部分日食や皆既月食では、地球の影に隠れている部分が真っ黒にならず赤く見えます。これは、太陽の光が地球の大気で屈折して、屈折率の大きい赤色が月を照らすためです。地球の大気がプリズムの役割を果たしているんですね。

この日は気象条件が整い、名古屋の街中でも目視できました。今回の部分月食は非常に珍しい現象で、多くの生徒が学校または自宅などから観測を行いました。生徒たちにとっては、教科書から学んだ知識を自分の目で実際に見ることでより深い理解につながるだけでなく、天体の不思議さや面白さを感じることができる良い機会となりました。

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理系女子といわれるようになったのは最近のことですが、金城学院高等学校の榮光館(1936年建築)の屋上には天文台が設置されていました(第2次世界大戦にて消失)。当時は、名古屋市にさえ天文台がなかったときです(「金城学院百周年誌」より)。連綿と引き継がれる「実験・観察を主体に、身近な現象を自然科学の視点でとらえる力を養い、生徒自らが考察する力を身につける」理科の教育目標は、この時からぶれてはいません。

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建学当時からの伝統と理念を受け継ぎながら、生徒たちに知識と共に学ぶ楽しさを伝えていきます。