中学校ハンドベルクワイアの生徒を対象とした夏期講習会を実施しました。この講習会は、特別講師を招いて基礎の学び直しや新しい曲への挑戦などを通じて、技術の向上だけでなく豊かな表現力を学ぶことが目標です。

　今から52年前、金城学院中学校に日本で初のハンドベルクワイアが結成されました。日本のハンドベル普及に尽力した金城学院宣教師である故Ｍ.Ｉ.ケリー先生は、「ベルは鳴らさなければベルでなく、歌は歌わなければ歌でない。そして、人の愛も与えなければ愛でない」と語りました。

ハンドベルは、その演奏を通じて、生徒たちの奏法技術や音楽知識の習得、芸術的感性を養います。それに加えて、ハンドベルという楽器は、一人ひとりが担当の音のベルを持ち、全員で協力し合って一つの曲を演奏するもので、思いやりの心や責任感、そして一人ひとりがかけがえのない存在であることを教えてくれます。

今回の講習会で多くのことを学んだ生徒たちは、演奏を聴いた人たちの心に神様の豊かな愛と演奏することができる感謝の想いを届けられるよう、これからも練習に励んでいきます。

※講習会は常に換気が行き届いた状態を保ち、新型コロナウイルス感染の予防に十分配慮し、参加する生徒の保護者のご理解を得たうえで行っております。