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Kinjo News

☆名古屋大学教養教育院「基礎セミナー」「Studium Generale B(春学期)」に本校生徒が参加しました☆

高等学校・WWL


 基礎セミナーとは名古屋大学1年生を対象とした授業です。「初年次教育」、「文理融合」、「少人数のセミナー形式」の授業であり、「全学参加体制」による多彩な学問分野と人材を背景に、コモン・ベーシックとしての読み(文献調査、考察、検討)、書き(まとめ、報告書作成)、話す(討論、発表)を中心とした多面的な知的トレーニング行います。トレーニングを通して、「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学ばせ、自立的学習能力を育成することを目標としています。また、「Studium Generale B」は英語で行われるオンライン講義です。参加する高校生は、オンライン上で講義を受け、大学生と英語でディスカッションをします。基礎セミナー、Studium GeneraleBに参加する高校生は大学生と一緒に授業を受けます。


参加生徒の声

<基礎セミナー>

参加した講座「時間と空間の統一的理解」

 難しい内容でしたが、先生が丁寧に説明してくださり少しだけテーマに親しみを持てました。同じ講座に卒業生の方がいて、大学生活のお話を聞くことができました。  2年


参加した講座「鉄づくりの歴史に学ぶ」

 基礎セミナーでは知識を身に付けるだけではなく、テーマの中で自分が興味を持ったことをプレゼンテーションする機会が2回ほどありました。大学生や教授と意見交換することができ、より理解が深まると共に、新しい発見がありました。また、課外授業で製鉄所に見学に行き、貴重な体験ができました。さらに、学内の雰囲気を味わえました。大学の講義を受けて、より具体的な進路決定の参考になりました。 2年 


参加した講座「医療・環境問題について考える」

 私は今回基礎セミナーに参加し、よかったと感じたことが3つあります。一つ目はレポート、プレゼンテーションのスキル向上を実感したことです。私はこの基礎セミナーを通じ、レポート、プレゼンテーションの基本および効果的な伝え方について実践的に学びました。大学生また、社会人において必須となるこのスキルを高校生のうちに学べたことの意味は大きかったと思います。このスキルは卒業論文を書く際など日々の生活の中でも役立っています。二つ目は多くの刺激を受けたことです。毎週大学へ通い、大学生とともに授業を受けたことはとてもいい経験になりました。大学のリアルを肌で感じ、大学入学後の自分の姿を具体的に思い描くことで、大学受験へのモチベーションが今まで以上に高まりました。また、授業で大学生の発表を聴いた時は自分との大きな差を感じ、良いところを沢山吸収することで、自らのスキルアップに繋げることができました。三つ目は自分の知見が広がったことです。授業では毎回テーマを与えられるため、今まで自分が興味を持っていなかった分野を知る機会も多くありました。その知識や考え方を通じ、また、一つの問題に対する大学生の学部別観点からのアプローチを通じ、自分の価値観が広がったなと思います。また、高校での学びへのつながりを感じ、現在の学習の重要性と面白さを再確認することができました。 3年 R.N.


<Studium GeneraleB(春学期)>

 Studium GeneraleBでは、外国人の先生方が英語で展開される社会問題についての講義を受講し、講義内容について大学生の方々とディスカッションを行い、英語のレポートを作成しました。英語で専門的な話題についてコミュニケーションを図る機会は私にとって初めての経験であり、相手に伝えたい想いがあっても語学力が原因で上手く伝えることが難しいと感じたこともありましたが、ジェスチャーを用いるなどの工夫をして、相手に自分の想いが伝わったと感じた時には、とても嬉しく思い、外国語を学ぶことの楽しさを実感しました。また、日常生活をただ過ごしているだけでは深く思考することのない移民の雇用問題や目立たないところで生じている人権差別などの事柄について深く思考するきっかけになりました。この講座を通して、外国語を用いてコミュニケーションを図ることの楽しさを実感し、語学力が未熟でも伝え方を工夫することで意思疎通が上手くできるということ、社会問題についてより深い知識を得ることができたので、今後は更に語学力を高めて、より多くの人と外国語を用いて意見を交わし、幅広い視野を持って社会問題に向きあっていきたいと思います