検索

Kinjo News

レゴブロックを使った英語の授業

中学校

小学校から中学校に進学して、特に難しいと感じる教科が英語と言われています。小学校と比べて、中学校では覚える英単語の量が増え、英文法を基礎からしっかりと習得していく中で、難易度が格段に上がるためです。

金城学院中学校では、生徒たちが楽しみながら英語力を身につけられるよう、レゴブロックを使った授業を取り入れています。

A.JPG

今回は9月に行った1年生の英語の授業を例にご紹介します。「自分の家族(ペット含む)」を、レゴブロックで表現し、英語で友人に紹介するという内容でした。

生徒はテーマに沿って自分の手でレゴ作品を作り、その後、状況や注目してほしいポイントなどを同じグループのメンバーに英語で説明します。その際、毎回文法テーマを設定しており、今回の授業では1年生が学習した「3人称単数現在形」を使って、スピーチをしました。

この方法によって生徒たちは、作品が目の前にあることで、言いたいことが見える化され、「英語で話す」ハードルが下がります。自分の言葉で相手に伝えられる工夫を自然と行うようになり、表現力とともに英語への関心や意欲も高まります。また、発表する際には友人にその様子を撮影してもらい、発表後にその動画で自分のスピーチを振り返ることで、「これを英語でどう伝えればよかったんだろう...」という表現を確認して語彙を増やしていくと同時に、毎回自分が発した語数をカウントし、「次はもっと多くの語彙を話せるようになりたい!」と、モチベーション向上にもつながります。

C.JPG B.JPG
D.JPG E2.png

将来国際的な仕事に就きたいと考える子どもたちが増えている中、日常的に英語を使わない日本人にとって、英語を話すことにどうしても抵抗感を持ってしまいます。レゴブロックを使った英語の授業は、生徒たちに楽しみながら英語に触れられるだけでなく、自分の言葉で相手に説明したり相互にコミュニケーションを図ったりします。将来自立した女性として社会で活躍ができるようになる、そのために必要な教育を中学校1年生の授業から行っています。