金城学院中学校では、英語の授業内でオンライン英会話レッスンを取り入れています。iPadの専用アプリを用いて、フィリピン・セブ島のネイティブ講師と１対１で英会話をするという形式です。

先日は、中学２年生が「学校生活」や「学校行事」をテーマに、英会話レッスンを行いました。25分のレッスンでは、挨拶から始まり、対話例を用いたロールプレイ、自身の答えを当てはめた会話練習、そして最終的にはフリートークという流れで、話す力を身につけていきます。その中で、文法や単語、発音といった基本的な部分についても指導を受けることができます。

中学２年生なので、もちろん全員が流ちょうに英語を話せるわけではありません。まずは授業でならったフレーズを用い、さらに講師の先生から助言をもらったりして、少しずつ「英語で話をすること」に親しむトレーニングとして行っています。授業内でネイティブの講師と１対１で話ができるため、普段は英語の学習を少し苦手に感じている生徒も、笑顔で積極的に英会話を楽しんでいる姿が印象的でした。

オンライン英会話を導入することで、英語で会話をする時間をできるだけ長い時間確保して、普段の授業で蓄えた知識をアウトプットする機会を全員に提供することが可能となります。基本的な知識を養う通常の授業（集団での学び）から、オンライン英会話で各自の英語力を鍛える授業（個人での学び）を組み合わせることで、一人ひとりの得意や課題に合った「個別最適な学び」になることを目指しています。
さらに英語力を身につけたい生徒は、授業後にAdvanced English Class（上級者向け補習クラス）に参加をしています。ここでは、よりレベルの高い内容やテーマでオンライン英会話を行ったり、対面でネイティブの英語教員と会話する練習もしています。

今の日本社会で、英語を話すことは特別なことではなくなりました。大学受験でも、就職活動でも、その後の社会人としての歩みでも、英語力を試される機会がたくさんあります。金城学院中学校では、「生徒たちが望む未来の自分」に、できるだけ多くの選択肢が用意できるような教育を目指しています。