中学校では、夏休み中の8月19日（土）に思考力ワークショップを開催しました。

午前の部は1年生対象で、52名の生徒が「平等と公平」というテーマに、午後の部は2年生対象で、21名の生徒が「観光都市京都のオーバーツーリズム問題」というテーマに、それぞれ取り組みました。

　まず、LEGOブロックを用いて、自分の中にあるぼんやりとしたものを具現化し、言語化することで自分の「考え」として認識し、それをグループ内で発表します。この作業を友達のLEGO作品や「考え」を否定したり、取捨選択したりすることはせず、包括的に共有するというルールの中で、視点を変えて、何度もくりかえし行っていきます。

　参加した生徒たちは正解のない問いに対して、友人と意見を交換しながらも自分なりの視点で、約4時間という時間をかけて、粘り強く考えを深めていきました。この体験を通して、疲労感の中にも達成感を味わうことができたようです。

この思考力ワークショップの成果は恵愛祭や入試説明会でも展示をし、多くの方々にご覧いただくことができました。