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Kinjo News

外部受験を目指す後輩へのメッセージ vol.3 : <指定校推薦> 同志社大学 グローバル地域文化学部 ヨーロッパコース 水谷莉子さん

中学校・高等学校
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金城学院高校では、2・3年生にコース分けを行い、進学希望に沿ったカリキュラム編成をしています。1年2学期以降、高大接続型推薦入試(旧制度の内部推薦)で金城学院大学へ進学を希望する生徒は、興味関心や将来の進路に沿った多様性豊かな選択科目の学びに、受験対策の時間をふりむけられるコースⅠを選択します。

国公立大学、関東・関西の難関私大、医学部を目標にする生徒たちは、専ら金城学院大学以外の大学を受験するコースⅡ・Ⅲを選択します。旧帝大を含めた国公立大学、関東・関西の難関私大、国公私立を問わず医学部にチャレンジする生徒たちが多くなってきました。このような外部受験を目指す生徒たちに向けて、先輩たちがどのように難関大学に挑戦したのか、合格体験記を冊子としてまとめて毎年発行しています。

その中から、vol.3として「 同志社大学 グローバル地域文化学部 ヨーロッパコース 」の合格体験として水谷莉子さんの記事をご覧ください。


3.同志社大学 グローバル地域文化学部 ヨーロッパコース  水谷 莉子


皆さんこんにちは。私は同志社大学グローバル地域文化学部ヨーロッパコースに指定校推薦で合格しました。私の経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

〈進路決定〉
私は高校1年生の時までは高大接続型で金城学院大学に進学する予定でした。しかし高校2年生の時の選択授業をきっかけにヨーロッパに興味を持ち、理解を深めたいと思いました。また英語が得意だったため、これら2つのことが同時に学べるこの学部で学びたいと思い、志望校として視野に入れるようになりました。

〈入試に向けて準備したこと〉
指定校推薦の対策は高校1年生の時から始まります。学校の定期テストは主教科だけではなく副教科も大切にし、学校外ではボランティアなどに参加していました。また、英検やTOEICなどの資格の取得にも力を入れました。大学の出願条件によっては2年内に取得という学校も多いため、3年生で忙しくなる前に2年次に取ることをお勧めします。
私の学部の試験内容は高校での選考の後、大学で書類審査と1000字程度の小論文、口頭試問がありました。

●志望理由書
私は志望理由書を書く前に自分を分析するところから始めました。「これまで自分は何をしてきたのか」「何に興味を持ってきたのか」を振り返り、自分にしか書けない文章になるように心がけました。そして志望理由書を書く上で最も重要視したことは「その大学でなければならない理由」です。私はある教授のゼミにとても興味を持ち感銘を受けたため、その教授のゼミを受けたいということを重点に書きました。書き終えたあとは色々な人に添削をしてもらい、さまざまな意見をもらうと良いです。しかし書くのはあくまで自分ですので、自分の納得のいくまで何度も書き直しました。

●小論文
対策としてはとにかく数をこなしました。小論文は書けば書くほど慣れてくるので沢山練習しました。書き方に慣れれば、あとはどれだけメリット・デメリットを考えられるかが鍵だと思います。私の学部は時事内容がテーマだったため、新聞を毎日読み、知識量を鍛えることに力を入れました。日頃から時事問題に関心を寄せ、そのことに対して自分がどのように考えているのか自分の意見を持つことが大切だと思います。

●口頭試問
面接の練習ではあらゆる質問に答えられるように、沢山の先生に面接練習をやっていただきました。自分でもメモ帳に自分の思ってることをまとめて全てしっかり答えられるようにしておくと、実際の面接で掘り下げられた質問をされても対応できます。暗記したような口調にならないよう、模範解答に捉われず、自分の言葉で面接官へ熱意をアピールすることが大切ですので、多少のミスや言葉の詰まりなどを気にすることはないです!

〈最後に〉
私の進路の決定は決して早いとはいえません。周りの子達がやりたいことが見つかっていく中、私は好きなことすら明確ではありませんでした。ですが進路が決まるタイミングやきっかけは人それぞれですので、焦らず自分のペースで見つけてもらいたいです。たくさんの不安があると思いますが、友達や家族と支え合いながら頑張ってください!