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Kinjo News

外部受験を目指す後輩へのメッセージ vol.9 :<指定校推薦> 中央大学 法学部 政治学科 加藤 瞳さん

中学校・高等学校
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金城学院高校では、2・3年生にコース分けを行い、進学希望に沿ったカリキュラム編成をしています。1年2学期以降、高大接続型推薦入試(旧制度の内部推薦)で金城学院大学へ進学を希望する生徒は、興味関心や将来の進路に沿った多様性豊かな選択科目の学びに、受験対策の時間をふりむけられるコースⅠを選択します。

国公立大学、関東・関西の難関私大、医学部を目標にする生徒たちは、専ら金城学院大学以外の大学を受験するコースⅡ・Ⅲを選択します。旧帝大を含めた国公立大学、関東・関西の難関私大、国公私立を問わず医学部にチャレンジする生徒たちが多くなってきました。このような外部受験を目指す生徒たちに向けて、先輩たちがどのように難関大学に挑戦したのか、合格体験記を冊子としてまとめて毎年発行しています。

その中から、vol.9として「 中央大学 法学部 政治学科 」の合格体験として加藤 瞳さんの記事をご覧ください。

 


9.中央大学 法学部 政治学科  加藤 瞳

〈はじめに〉
私はコースⅡから中央大学法学部政治学科に指定校推薦で合格しました。推薦を考えている人向けになりますが、私の経験が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

〈評定〉
推薦を考えている人は高校一年生の定期テストから気を抜かないでしっかり勉強することをおすすめします。副教科を疎かにしてしまうと後々後悔します(経験者より)。大学によっては全体評定に加え、科目別に評定基準や英検を指定しているところもあるので要注意です。

〈志望理由書〉
私は河合塾に通っていたので夏期講習の総合型・学校推薦型選抜対策小論文入門編という講座を取り、そこで志望理由書の作成について学んだり、その先生に志望理由書の添削をしてもらいました。そのおかげで初めよりまとまった文章で提出することができました。志望理由書を作成するにあたっては、将来のことや大学で学びたいこと、取りたい講義やプログラム、なぜその大学でなければならないのかなどを明確化することが大事だと思います。

〈レポート試験〉
校内選考を通過すると次は大学の実施する選考が行われます。中央大学法学部では調査書等の書類審査とオンラインによるレポート試験が行われました。コロナ前は講義理解力試験という実際に大学へ行って受けるものだったのですが、コロナによりオンラインに変更されました。
そのレポート試験対策のため、私は中央大学法学部が出版している「高校生からの法学入門」という本をカバーがボロボロになるほど読みました。内容が少し難しく、理解するのに時間はかかりましたが、身近な事柄に例えられていたりしたので飽きることなく読むことができました。この本に加えて、「日本一やさしい法律の教科書」という本も読みました。この本は内容が分かりやすく、易しい言葉で書かれているので、「高校生からの法学入門」だけではイメージしにくかったこともイメージしやすくなりました。
法学部を目指している人は「高校生からの法学入門」だけでもぜひ読んでみてください。憲法、民法、刑法など幅広い分野が書かれているため、自分の興味のある分野を見つけることができると思います。

〈最後に〉
これから受験のことでたくさん悩んだり、不安に押しつぶされそうになってしまうかもしれません。ですが、自分を信じて最後まで諦めずに受験に取り組んでほしいと思います。
みなさんが悔いのない受験生活を送れることを祈っています。