Kinjo News
★種の保存についての研究実践とフィールドワーク★
- 高等学校
名古屋大学教育学部附属高等学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)科学技術人材育成重点枠〈高大接続〉に指定されており、本校はそのコンソーシアム参画校として登録されています。そのプロジェクトのひとつである、SSH生物多様性プロジェクト「種の保存についての研究実践とフィールドワーク」に本校の生徒が参加しました。
本プロジェクトは、長野県木曾地域を中心に飼育されている絶滅危惧種の「木曽馬」を起点としながら、「種の保存」についての研究とフィールドワークを行うものです。
以下、プロジェクトに参加した本校生徒の感想です。
【2年生】
SSH生物多様性プロジェクトに参加してよかったことは、具体的な生物の多様性の維持・対策などについて、またそこに関わっている方々について知ることができたことです。今までは、生物に興味があるとはいっても具体的なイメージができなかったり、絶滅の危機にあると言われても深刻さが十分に理解できなかったり、ということがありました。しかしこの企画に参加して、今までは教科書を通してみていただけの世界を実際に訪れ、歴史や特徴から馬耕や引き馬を体験することで学びを深めることができました。私のように自身の好奇心の方向がわからない人にも、生物に興味がある人も、参加してみることをおすすめします。
【2年生】
木曽馬と直接触れ合うことができたり、馬を使って畑を耕す馬耕など、普段はなかなかできない貴重な体験ができました。山の方の地域で自然豊かな風景にも癒されました。標高が高い地域で夜は星が本当に綺麗で、北斗七星も見ることができました。アクティブな体験もあり、岩を何回も登り降りして大変だったけれど、岩を登りきった後の眺めは最高でした。
【2年生】
このプロジェクトに参加して良かったことは、色々な人と関わる機会が持てたことです。 同じ金城生だけど今まで接点が無かった同級生や後輩、名大附属を中心とした高校生、大学生活の話など沢山の楽しいお話をしてくださった名大生の先輩たちや私達生徒のことを温かく見守って下さった引率の先生たち、そして木曽馬が大好きで沢山の事を学ばせて下さった梅村先生などなど、沢山の方と関わり色々な考えを聞くことができ、今までに無かった視野で物事を考えられるようになりました。 このプロジェクトに勇気を出して参加して本当に良かったです!
【1年生】
今回、SSH生物多様性プロジェクトに参加して良かった事は、普段見ることのできない日本在来種の木曽馬の知識が深まったことです。現在、存在する日本在来種の馬のうち,本州に生息しているのは木曽馬しかいないため、在来種の馬を見る事ができたのは今回参加することができたからなのだと思います。木曽馬は絶滅の危機にあり、「木曽馬保存会」や税金、木曽馬グッズによって支えられています。木曽馬の体験やグッズがあり、馬に乗ったり、馬のトレカを買ったりすることができます。どれも可愛くなかなか経験できないことなので、ぜひ経験してほしいです。木曽馬の知識だけでなく、他校の生徒と交流できることで、友達ができたり、新たな視点を得ることができたりするので、ぜひ参加してみてください。